「脂肪をエネルギーに変えて痩せる」などとうたったカプセル状の健康食品「ケトジェンヌ」について、「下痢になった」などの健康被害が相次いでいるとして、消費者庁は9日までに、消費者安全法に基づき販売元の「e.Cycle」(東京都渋谷区)の業者名を公表し、注意喚起した。全国の消費生活センターなどに4月以降、計89件の相談が寄せられた。特に7月から急増したという。
 同庁によると、ケトジェンヌはインターネットを中心に販売されている。相談内容は下痢などの消化器障害が7割を占め、40代以上の女性からが多いという。調査に対し同社は「6、7月に3万件ずつ顧客を得た」と説明している。
 北海道の女性は、ケトジェンヌを1日4錠使用したところ、翌日ごろから下痢になった。「朝起きたら下痢が始まり、仕事中にもトイレに行かなければならなかった」と話しており、使用から1週間後に医師の診察を受けたという。
 同庁は「ケトジェンヌ使用後に下痢などの体調不良が生じた場合、速やかに使用を控え、最寄りの医療機関などに相談して」と呼び掛けている。
 一方、e.Cycleはホームページ上で9日、製品の安全性分析を第三者に依頼したと明らかにし、「安全性に万全の配慮をしており、安心して召し上がっていただけるものと考えている」などとコメントした。 (C)時事通信社