岐阜大付属病院(岐阜市)は11日、心臓手術を受けた患者の生体情報モニターのアラームにスタッフが対応せず、昨年10月に70代男性が致死性不整脈で死亡していたことを明らかにした。
 同病院によると、男性は昨年10月に冠動脈の手術を受けた後、一般病棟に移った。当日の夕方、心拍の異常などを知らせる生体情報モニターのアラームが鳴ったが看護師らは対応せず、約25分後に心停止しているのが見つかった。
 当時スタッフステーションには看護師約10人がおり、アラームに気付いた人もいたが、他のスタッフが対応していると思い込んでいたという。
 モニターは異常値が低い場合にも反応するよう設定されていたため、頻繁にアラームが鳴っていた。同病院は再発防止策として、アラームの設定を見直したほか、離れた場所でも聞こえる携帯型モニターの運用を徹底するとしている。
 同病院は「早期に救命処置を行っていれば、救命率が上昇した可能性があった」と説明。「遺族の皆さまに謹んでおわび申し上げる」などとするコメントを出した。 (C)時事通信社