体育の日を前に、スポーツ庁は13日、2018年度の体力・運動能力調査の結果を公表した。成績合計点では、高齢者の向上傾向が継続しており、65~69歳の女性が過去最高を記録した。健康意識の高まりが影響しているとみられる。一方、女性の30代と40代では体力低下が目立つ結果となった。
 調査は18年5~10月に実施。6~79歳の男女約6万4000人のデータを集めて分析した。
 65~69歳女性の合計点は42.36点で、1998年度に現行の調査方式(新体力テスト)が始まって以降、最高となった。70~74歳の女性でも「握力」「開眼片足立ち」「6分間歩行」で過去最高となるなど向上傾向は続いている。
 65歳以上の高齢者では、週に1日以上、運動やスポーツをする人の割合は、一部の世代を除き7割以上だった。結果分析に当たった放送大の関根紀子教授は「健康に気を配る意識は非常に高くなっている。ウオーキングしたり、運動教室に取り組んだりと、運動やスポーツに触れるチャンスが増えているのではないか」との見方を示した。
 一方、35~39歳、45~49歳の女性の合計点は低下傾向。30代後半と40代前半の女性では、運動やスポーツをしない割合が4割を占めた。同庁は今年度中に、影響力のある人物を「ご当地女性アンバサダー」に任命する制度を始める予定で、女性が運動に関心を持ち、取り組んでもらえる施策を進める。 (C)時事通信社