岡山市で開かれていた20カ国・地域(G20)保健相会合は20日、岡山保健大臣会合宣言を採択し、閉幕した。高齢化社会への対策と、全ての人に基礎的な医療を保障するユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の達成を柱に合意した。
 議長を務めた加藤勝信厚生労働相は、宣言採択後の記者会見で高齢化対策について「それぞれの国から相当熱心な議論があった」と述べた。
 高齢化対策は、G20保健相会合で初めて主要テーマとして議論。健康寿命の延伸のため若年期からの予防施策を重視し、各国の認知症に関する行動計画策定を表明した。
 宣言では、国連で2030年までのUHC達成を目標にしながら実現が見通せない現状も踏まえた。デジタル技術を活用し、途上国支援などに各国が連携して取り組むことを確認。また、既存の抗生物質が効かない薬剤耐性菌の対策も宣言に盛り込んだ。
 会合は17年に始まり、3回目となる今回は日本で初めて開催された。 (C)時事通信社