大阪医科大の元講師が国への届け出をせずに脂肪幹細胞を投与する再生医療を行ったとして、府警が同大などを家宅捜索したことを受け、八代嘉美・神奈川県立保健福祉大教授(幹細胞生物学)は「無届けでの実施は大問題」と批判した。
 再生医療安全性確保法は、医療機関が再生医療を行う際は、安全性などについて専門の委員会から審査を受け、国に届け出ることなどを求めている。
 八代教授は「幹細胞を点滴で投与した場合は、肺の血管が詰まる恐れがある」と指摘。病院でなく研究施設で投与したとみられる点について「十分な対応ができない場所で行うのは問題」と強調した。アンチエイジング目的で投与したことに関しても「効果に有力な根拠があるとは思えない」と疑問を呈した。 (C)時事通信社