国立ハンセン病療養所「菊池恵楓園」(熊本県合志市)で21日、創立110周年式典が開かれた。元患者家族に最大180万円を支給する補償法が22日に施行されるのを前に、入所者は「ハンセン病患者の家族がいたことを気楽に話せる社会が来ることを希望する」などと訴えた。
 厚生労働省は22日から補償金の申請受け付けを始める。補償額は元患者の親や子、配偶者が180万円、きょうだいや同居のおい、めい、孫、ひ孫らは130万円。早ければ来年1月末に支給される。申請期限は5年以内。
 式典で、同園入所者自治会の志村康会長(86)は「まだまだ社会にある偏見、差別に対し、精いっぱい頑張っていきたい」とあいさつした。
 続いて厚労省の担当者が、国の隔離政策を改めて謝罪し「ハンセン病問題の解決はいまだ道半ば。引き続き全力を挙げて取り組む」とする加藤勝信厚労相の告辞を代読した。 (C)時事通信社