千葉県野田市の小学4年、栗原心愛さん=当時(10)=が死亡した事件を受け、行政の対応を検証する県の第三者委員会は25日、「ミスがミスを呼び、リスク判断が不十分だった」などとする検証結果を森田健作知事に提出した。
 心愛さんは2017年11月、学校のアンケートに「お父さんにぼう力を受けています」と回答。県柏児童相談所に一時保護されたが、同年12月に保護が解除され、19年1月に死亡した。
 検証結果は、児相が援助の方向性を議論する「判定会議」を開かずに保護解除を決めたことや、市教委が父親の要求に応じてアンケートを渡したことなどを問題点として挙げた。
 その上で、「児童相談所の体制強化が追いつかず、組織として適切な判断がなされない状態が続いていた」と指摘。「勇気を持って(虐待を)訴えた女児は何としても守られるべきで、救える命だった」と強調した。 (C)時事通信社