ゲームのやり過ぎで日常生活に支障を来す「ゲーム障害」に関する実態調査の結果、10代と20代の約12%が休日に6時間以上ゲームをしており、プレー時間が長い人ほど、学業・仕事への悪影響や心身の不調を感じながらゲームをやめられないなど依存傾向にあることが分かった。
 世界保健機関(WHO)がゲーム障害を依存症と認定したことを受け、厚生労働省の補助事業として国立病院機構久里浜医療センター(神奈川)が初の実態調査を実施。27日に結果を公表した。
 調査は1~3月、無作為抽出した10~29歳の男女9000人を対象に行い、5096人から回答を得た。
 過去1年間のゲーム経験者は85%で、機器はスマートフォンが8割を占めた。1日当たりのプレー時間は、「1時間未満」が平日で40.1%、休日で25.0%と最多だったが、「6時間以上」も平日で2.8%、休日で12.0%いた。
 「学業や仕事に影響が出てもゲームを続けた」と回答したのは、平日に1時間未満の人が1.7%だったのに対し、6時間以上の人は24.8%だった。「友人、恋人らとの関係を危うくしても続けた」という人も、6時間以上の14.9%に達した。
 6時間以上の人のうち、「腰痛や頭痛など体の問題があっても続けた」のは40.5%。「睡眠障害や憂鬱(ゆううつ)など心の問題が起きても続けた」人も37.2%に上った。
 同センターの樋口進院長は「ゲーム時間が長くなるほど依存行動や起因する問題の割合が高くなっていることが、数値として初めて示された」と調査の意義を説明した。 (C)時事通信社