製薬会社エーザイ(東京都文京区)が開発していたてんかん治療薬の臨床試験(治験)に参加した男性が死亡した問題で、厚生労働省は29日、治験薬と死亡の因果関係を「否定できない」とする調査結果を公表した。
 同省によると、治験には118人が参加。死亡した男性は20代で、病院で1日1回、計10日間治験薬を投与された。
 病院を出た男性は幻聴や幻覚、不眠を訴え、翌日に電柱から転落死。同省は、類似薬に自殺企図などの副作用があることや、男性に精神科の既往歴がなかったことなどから、治験薬と転落の因果関係を否定できないと結論付けた。エーザイや病院に法令違反はなかったという。 (C)時事通信社