厚生労働省は3日、発がん性物質アスベスト(石綿)の飛散を防ぐため、建物の改修・解体を労働基準監督署に事前に届け出ることを業者に義務付ける方針を決めた。有識者の検討会に示し、了承を得た。改修は請負金額100万円以上、解体は合計床面積80平方メートル以上の工事が対象となる。実施時期は今後検討する。
 業者は従来、改修・解体前に石綿の使用状況を調査する義務を負っていたが、危険度の高い建材がなければ届け出は不要だった。しかし、調査が適切に行われず、石綿が飛散した恐れのある事例が多発したため、一定規模以上の工事には事前の届け出を求めることにした。 (C)時事通信社