政府は4日、医療サービスの公定価格を決める2020年度診療報酬改定に向けた調整を本格化させた。厚生労働省は同日、薬の市場価格が公定価格「薬価」を下回るとの調査結果を示し、薬価をマイナス改定する方向が固まった。焦点は、診療報酬のうち医師らの人件費に当たる「本体」をどこまで引き上げるかに移る。前回18年度の改定率を踏まえ、0.5%前後の攻防となりそうだ。
 販売競争により薬の市場価格は薬価より安くなる。同日の中央社会保険医療協議会(厚労相の諮問機関)では、薬価より市場価格が約8.0%低いとの結果が示された。厚労省は、特許切れ医薬品の薬価を下げやすくする制度改正なども併せて行い、引き下げ幅を積み上げる方針。 (C)時事通信社