【シドニー時事】太平洋の島国サモアで、はしかが大流行し、5日時点で死者が62人に達した。政府は非常事態を宣言。予防接種を徹底するため、2日間の日程で政府機関や民間企業などの閉鎖に踏み切った。
 政府が5日発表した情報によると、今回の流行で確認したはしかの症例は子供を中心に4217件。うち172人の患者が入院している。死者は4歳までの子供が54人に上る。
 政府は5、6両日、職員も動員して国全体で大規模な予防接種作戦を実施。個人宅への訪問も含め、約20万人の国民にワクチンの接種を徹底する。トゥイラエパ首相は記者会見で「この種の取り組みは初めてだ」と強調した。
 日本はサモアの要請を受けて、現地で支援するために医師や看護師らを派遣している。 (C)時事通信社