国立がん研究センターは14日付で、2010~11年にがんと診断された患者が5年後に生存している確率は66.4%だったと発表した。09~10年の患者の生存率に比べ、0.3ポイント上昇とほぼ横ばいだった。
 5年生存率は治癒の目安とされる。同センターは、がん治療の拠点病院など318施設で診断を受けた約65万人のデータを基に、他の病気などでの死亡の影響を除いて集計した。
 がんの部位別では、前立腺(98.8%)、女性乳房(92.2%)などで高かった半面、早期発見と治療が難しい膵臓(すいぞう)(9.8%)は低かった。
 また、13年にがんと診断を受けた患者の3年生存率は、がん全体で72.4%(前年比0.3ポイント上昇)だった。
 同センターが生存率を患者の年齢別に分析したところ、高齢者は低い傾向がみられた。全身状態が既に悪化していたり、負担のかかる治療が避けられていたりするなどの理由が考えられるという。
 同センターは、施設ごとの生存率など詳細を同センターのウェブサイト(https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/brochure/hosp_c_reg_surv.html)に掲載している。 (C)時事通信社