厚生労働省の有識者会議は25日、「人生100年時代」を迎え、働くシニアが大幅に増えていることを受け、高齢者の労働災害防止に向けた報告書をまとめた。企業に対し、通路の段差解消などで職場環境を改善するほか、健康診断の実施などにより健康状態を把握するよう求めた。厚労省は報告書に基づき指針を作成し、高齢者が働きやすい環境づくりを後押しする。
 報告書によると、高齢者は持病を抱えながら働いているケースが多く、労働災害の発生率も65~69歳は25~29歳の2~5倍と高い。人口が減少する中、政府は高齢者の就業拡大を図っており、安全な職場環境の提供や高齢者の健康確保が大きな課題となっていた。 (C)時事通信社