【北京時事】中国湖北省武漢市政府は11日、市内で多発しているウイルス性肺炎により初めて死者が出たと発表した。新型のコロナウイルスへの感染が確認された肺炎患者が10日までに41人に上り、うち1人が死亡し、7人が重症、2人は既に退院したとホームページで明らかにした。
 死亡したのは61歳の男性。今回肺炎患者を多く出している市中心部の海鮮卸売・小売市場で、いつも商品を仕入れていた。9日夜に呼吸不全で死亡した。
 患者数は5日公表の59人から減少した。18人は新型ウイルスに感染していなかったためとみられる。
 中国の専門家チームは複数の患者から新型のコロナウイルスを検出し、病原体だと暫定的に判断。新型肺炎(SARS)や中東呼吸器症候群(MERS)を引き起こすコロナウイルスとは違う種類で、専門家からは「ワクチン開発には数年かかる可能性がある」との見方も出ている。 (C)時事通信社