【北京時事】中国湖北省武漢市当局は20日、新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎で、18日に新たに1人が死亡したと発表した。死者はこれで3人目。同市の患者は18、19両日に136人増え、累計198人になった。20日には北京市で2人、広東省で1人の患者が確認されたことを地元当局がそれぞれ発表。中国国内で武漢以外の患者が報告されたのはこれが初めて。
 武漢市の発表によると、18日に59人、19日に77人の発症を確認。この136人は25~89歳の男女で、うち33人が重症、1人が死亡した。この結果、同市内で確認された患者は198人となり、このうち3人が死亡、35人が重症、9人が重体となっている。
 一方、北京市大興区で、武漢市への訪問歴がある患者2人を確認。広東省では深セン市に住む66歳の男性が感染していることが確認された。男性は年末年始に武漢市の親戚を訪ねていた。3人とも病状は安定しているという。
 中国では24日からの春節(旧正月)連休を前に、既に帰省ラッシュがスタート。多くの人が移動することから、感染拡大が懸念されている。中国メディアによると、国家衛生健康委員会は国内の医療機関に対し、発熱のある患者を診察した際には必ず、過去2週間以内に武漢市を訪問したかどうかを確認するよう指示した。 (C)時事通信社