公立福生病院(東京都福生市)で人工透析を中止した腎臓病の女性=当時(44)=が死亡するなどした問題を受け、日本透析医学会は20日、終末期ではない患者が透析の中止を希望した場合も許容されるとの提言案を公表した。3月末までに提言を取りまとめる方針。
 提言案では、透析を中止する際の手続きなどを提示。「最終的な意思決定、希望は患者本人の基本的権利でもある」として、患者が決めた治療方針を尊重するよう求めた。
 透析を受けなかった場合、患者は数日から数週間程度で死亡する可能性が高いことを踏まえ、医療チームは透析の必要性を患者に繰り返し伝えた上で、患者や家族の透析を中止するという意思が固い場合、「透析を見合わせることも許容される」とした。また、透析中止後に患者の意思が変わった場合は、透析を再開できることも説明するよう求めた。 (C)時事通信社