がんが最初に発生した部位(原発巣)が分からず、リンパ節や骨、肺などに転移した状態で見つかる「原発不明がん」の研究について、公益財団法人がん研究会(東京都江東区)は21日、インターネット上で2000万円の寄付金募集を始めた。
 今後2年間でがん研有明病院の原発不明がん患者50人からがん組織を採取し、全遺伝情報(ゲノム)などを解析。共通する遺伝子変異や分子レベルの異常の発見を目指す。
 記者会見した高橋俊二副院長によると、現在はがん診断後に原発巣が判明するのは3割以下で、治療が非常に難しい。しかし、研究がうまく進めば、新たな治療薬の開発や原発巣の特定、転移の仕組みの解明に役立つことが期待される。
 募集はクラウドファンディングで4月20日午後11時まで行う。2000万円に達しない場合は全額返金される。 (C)時事通信社