【台北時事】台湾の蔡英文総統は22日、中国を中心に世界的に感染が拡大している新型コロナウイルスによる肺炎について記者会見し、発生源とみられる中国湖北省武漢からの団体ツアーの受け入れを一時停止すると発表した。旅行会社と協議の上、台湾から武漢へのツアー派遣も停止する。
 台湾では21日、武漢に滞在していた台湾人女性が、この肺炎に感染していることが初めて確認され、台湾での拡大が懸念されている。
 蔡総統は中国政府に対し、「国際社会の一員として、肺炎に関する情報を公開し、台湾にも正確な情報をシェアしてほしい」と要求。国際的な責任を果たすよう求めるとともに、疫病の拡大防止の観点から、「世界保健機関(WHO)は政治的な要因から台湾を排除すべきではない」と述べ、台湾がWHOに参加できる余地をつくるよう促した。 (C)時事通信社