【ワシントン時事】米運輸省は22日、障害者が航空機に搭乗する際に同伴を認める介助動物を「訓練された犬」に限定する方針を打ち出した。介助動物と称してペットを機内に持ち込むことを阻止するのが狙いで、一般からの意見公募を経て最終決定する。
 運輸省の新方針は、介助動物を「障害者のために働くよう個別訓練を受けた犬」と定義した上で、同伴できる数を障害者1人当たり2匹までに航空会社が制限できると規定。セラピー犬など精神面で障害者を支える「感情支援動物」に関しては「介助動物と見なさない」と明記した。
 ロイター通信によると、感情支援動物として機内に持ち込まれるのは大半が犬と猫だが、米デルタ航空の記録では、七面鳥、ヘビ、クモを持ち込もうとした例もある。アメリカン航空は既に、ヤギ、ヤマアラシ、爬虫(はちゅう)類や両生類の持ち込みを認めない方針を明らかにしている。
 客室乗務員の労働組合は米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)に、感情支援動物としてペットを持ち込む乗客が近年急増し「乗客や乗員の安全と健康を脅かしている」と主張。「訓練されていない動物に機内をうろついてほしくない」として、規制強化を支持している。 (C)時事通信社