【ダボス時事】世界保健機関(WHO)は23日、中国で感染が拡大している新型のコロナウイルスによる肺炎についてスイス・ジュネーブで前日に続き緊急委員会を開き、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」の宣言を見送ることを決めた。現時点では人から人の感染は中国で家族内と医療関係者に限定されており、世界的な脅威と指定するには時期尚早と判断した。
 ただ、委員会メンバーの意見は割れたといい、テドロス事務局長は「必要であればいつでも委員会を招集する」として、中国や各国と協力し情報収集を続けると強調した。
 テドロス氏は、渡航や貿易の制限については現時点で勧告しないと明言。空港での検査は続けるべきだとした。 (C)時事通信社