国立がん研究センターは、男性がん患者を対象として、髪の毛が抜けたり、目立つ部分に手術の傷が残ったりした場合の対処法を考えるガイドブックを作成した。中央病院アピアランス支援センターのホームページで、24日から電子ブックの形で公開する。ウィッグ(かつら)の使い方など、具体的な方策を解説した別冊も2月中旬に公開する予定。
 ガイドブックでは、男性がん患者約820人に対するアンケートで、「仕事中に外見を以前と同じように見せることが重要」と答えた割合が65%に上ったと指摘。ウィッグのほか、傷や変色の隠し方、肌の手入れ方法の説明とともに、「開き直って生きる」、「新しい自分として生きる」など、患者のさまざまな声を紹介している。
 ガイドブックのタイトルは、一つの決まった対処法があるわけではないという意味で「NO HOW TO(ノーハウツー)」とされた。アピアランス支援センター長の野澤桂子さんは「男性も外見が気にならないわけがない。悩んでいいですよ、相談してください、と伝えたい」と話している。 (C)時事通信社