【パリ時事】フランスのビュザン保健相は24日、新型コロナウイルスへの感染患者3人が国内で確認されたと明らかにした。地元メディアが伝えた。欧州での新型ウイルスへの感染確認は初めて。
 中国湖北省武漢市で多発している新型ウイルスによる肺炎は各地で報告されており、24日にはネパール当局が国内初の患者が出たと発表。米疾病対策センター(CDC)も同日、米国内で2人目の感染者を確認したと明らかにした。感染は世界規模で広がりつつある。
 ビュザン氏は「非常に迅速に検査を実施し、特定できた」と記者団に強調し、他の欧州諸国でも今後感染例が続くとの見通しを示唆した。
 仏メディアによると、仏国内の感染者3人はいずれも中国への渡航歴があり、パリと南西部ボルドーの病院に入院中。ボルドーで入院した患者は48歳の男性で、フランスへの帰国前に武漢市を通過したという。ビュザン氏はこの患者について「フランスに来てから約10人と接触しており、彼らとこれから連絡を取る」と述べた。
 ロイター通信によれば、3人のうち2人は親族だという。 (C)時事通信社