細胞内でたんぱく質を分解、再利用するオートファジー(自食作用)は、対象となるたんぱく質が凝集して固体化した状態より、液体状である方が分解しやすいことが分かった。微生物化学研究所と東京工業大、東京大の研究チームが酵母の実験で発見し、28日付の米科学誌モレキュラー・セル電子版に発表した。
 オートファジーは人にもあり、ごみになったたんぱく質のほか、病原性のあるたんぱく質を分解すると考えられている。病原性たんぱく質が凝集して発症するパーキンソン病などの神経変性疾患の場合、オートファジーを活性化する治療薬の開発が期待されている。
 しかし、今回の発見により、凝集して固体化した病原性たんぱく質を液体状に変える薬剤の重要性が浮上したという。 (C)時事通信社