【ワシントン時事】トランプ米大統領は29日、中国湖北省武漢市で深刻化している新型コロナウイルスによる肺炎への対応で、米中両国が「とても緊密に協力している」と強調した。ホワイトハウスで開かれた米国・メキシコ・カナダによる新貿易協定(USMCA)実施法案の署名式典で語った。
 トランプ氏は「中国の習近平国家主席と話した」とも述べ、首脳間でも協議していることを示唆した。これに関連してクドロー国家経済会議(NEC)委員長は記者団に、中国政府の要請を受け、新型肺炎対応で疾病対策センター(CDC)専門家の派遣を進めていると説明した。
 また、CDCは29日、武漢からの退避を希望する米国人ら約210人を乗せた米政府チャーター機の第1便が、カリフォルニア州の米軍基地に同日到着したと発表した。米メディアによると、帰国した中には米外交官とその家族が含まれる。搭乗前と経由地のアラスカ州で検査を受け、帰国後も3日間は隔離状態に置かれるという。 (C)時事通信社