中国・武漢市で新型コロナウイルスによる肺炎と診断され入院した99人の患者を調べたところ、循環器病や脳血管障害、糖尿病などの持病があり、免疫機能が低下している高齢男性が感染しやすいことが分かった。同市で感染症を専門とする病院の医師らが29日付の英医学誌ランセット電子版に発表した。
 この99人は今月1日から20日までに入院した患者。年齢は21歳から82歳、平均年齢55歳半で、性別は男性67人、女性32人。感染源と指摘される野生動物が売られていた海鮮市場の関係者が49人を占め、医療関係者は含まれていない。
 主な症状は発熱とせきが患者の8割に上り、息切れが3割。99人中、持病がある人が半数の50人だった。25日時点の死者は11人で、致死率は11%だった。2002~03年に中国から世界に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)は、全感染者の致死率が約10%とされる。 (C)時事通信社