【北京時事】中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎で、中国政府は31日午前0時(日本時間同1時)時点で前日より死者が43人、感染者が1982人増えたと発表した。中国本土の死者は213人に上ったほか、感染者は9692人になり、1万人に迫った。2002~03年に大流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)の8096人とされる全世界の感染者数を、中国の新型肺炎感染者だけで上回った。
 新型肺炎をめぐっては中国本土以外でも日本、タイ、シンガポール、オーストラリア、香港、米国などの20以上の国・地域で120人以上の感染者が報告されている。
 世界保健機関(WHO)の03年12月時点のデータでは、SARSの感染者(可能性を含む)は全世界で8096人。このうち中国本土が5327人と最多で、香港、台湾、カナダ、シンガポールなどが続く。全世界の死者は774人で、このうち中国は349人。 (C)時事通信社