【香港時事】新型コロナウイルスによる肺炎感染の拡大を受け、香港でマスク需要が急増している。31日付の香港紙・明報は、マスクを買うため30日午前2時からドラッグストア前に並ぶ市民の様子を報道。供給が追い付かず、各地で品薄状態が続いている。
 31日時点で13人の患者が出ている香港では、感染を恐れた市民が薬局に殺到。地元メディアによると、マスク価格は店舗によっては通常の6倍程度に跳ね上がり、予防効果が特に高いとされる「N95」規格のマスクは、20枚入り750香港ドル(約1万円)で売られている例もあるという。同時に、性能や製造日を偽った粗悪品も出回り始めた。
 香港政府は30日、近く計3200万枚のマスクを域内に供給すると発表。しかし、市民からは「香港の人口は750万人で、1人4枚分にしかならない」と不満の声も上がっている。 (C)時事通信社