【台北時事】新型コロナウイルスによる肺炎の感染が広がる中国湖北省に留め置かれていた台湾人や中国人配偶者ら計247人が3日夜、中国側が手配したチャーター便で同省武漢を出発し、同日深夜(日本時間4日未明)に台湾に到着した。台湾政府は対中交流窓口機関を通じ、台湾の航空会社によるチャーター機の派遣を打診したが、中国側が事実上拒否。中国の航空会社が春節(旧正月)チャーター便を運航する形をとることで、ようやく双方が合意して帰還が実現した。
 中国側は「一つの中国」原則に基づき、台湾人を自国民として取り扱う狙いがある一方、台湾側は中国側に譲歩することで、台湾人らの帰還を優先させた格好だ。しかし、湖北省にはなお200人以上の台湾人らが取り残されている。台湾当局は第2陣の帰還について、中国側と交渉を続ける方針だ。 (C)時事通信社