【ワシントン時事】トランプ米大統領は4日、上下両院合同会議で恒例の一般教書演説を行った。テーマは「偉大な米国の復活」。再選を目指す11月の大統領選をにらみ、経済や安全保障での実績を誇示する一方、ウクライナ疑惑を受けた弾劾裁判の評決を翌日に控え、野党民主党との対決姿勢もにじませた。
 演説では、株高や低失業率など政権の経済政策の成果を列挙するとともに、メキシコ・カナダとの新貿易協定(USMCA)や中国との貿易協議「第1段階」署名の意義を強調。「経済衰退の時代は終わった」と胸を張った。
 このうち対中関係では、習近平国家主席との良好な関係を誇示。武漢で深刻化している新型コロナウイルスによる肺炎対策で、中国と連携し「国民を脅威から守るため、必要なすべての措置を講じる」と訴えた。
 安保分野では、イラン革命防衛隊コッズ部隊のソレイマニ司令官や、過激派組織「イスラム国」(IS)指導者だったバグダディ容疑者の殺害を実績として自賛。米国人宇宙飛行士を月面へ再び送り、将来の有人火星探査につなげる計画の前進に向け、予算面での協力を議会に呼び掛けた。 (C)時事通信社