新型コロナウイルスに感染した香港の男性が乗っていたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」は6日午前8時55分ごろ、海上保安庁の船に先導されるように、横浜港の大黒ふ頭に着岸した。乗員が船からロープを投げ渡し、係留された。
 船の中央部分から陸に伸びたタラップは、ブルーシートとほろで覆われ、救急車や消防車が次々と横付けして止まった。新たに感染が判明した乗客を病院に搬送するとみられる防護服姿の救急隊員が、あわただしく動き回るなど緊迫した雰囲気に包まれた。
 税関職員ら約15人も出入りしたほか、食料品などが入っているとみられる大量の段ボールが、フォークリフトを使って陸地に並べられた。
 一方、船のバルコニーでは、マスク姿の乗客がふ頭の方に向かって手を振ったり、スマートフォンで写真を撮ったりする姿も見られた。
 ふ頭には早朝から報道陣約100人が集まった。複数の海外メディアも訪れ、国内外での関心の高さがうかがわれた。 (C)時事通信社