【北京時事】中国政府は7日、湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の中国本土の死者が同日午前0時(日本時間同1時)時点の集計で、前日から73人増え636人になったと発表した。感染者は3143人増の3万1161人。感染者の増加数は5日をピークに2日連続で減ったものの、3000人を超える増加が4日継続している。
 死者は湖北省で69人、吉林省、河南省、広東省、海南省で1人ずつ増えた。感染者は広東省で74人増え1018人、浙江省で52人増え1006人。両省は、湖北省以外の省・市として初めて感染者が1000人を超えた。
 また、中国メディアによると、当局が新型肺炎の発生を発表する前に「重症急性呼吸器症候群(SARS)の再来」をネット上で警告し、警察に一時拘束された医師、李文亮氏が7日未明、新型肺炎で死去した。
 新型肺炎が収束する見通しが見えない中、各地で人々が接触を避け互いに監視する動きがますます強まっている。河北省遷安市は6日、住民に外出の「原則禁止」を通知した。外出する場合は体温の報告を求め、各地区に24時間態勢で検問所を設け外部からの来訪を禁じた。マージャンや広場でのダンス、冠婚葬祭のような多くの人が集まる行為は厳禁とされた。
 一方、中国本土以外では、日本やシンガポールなど27カ国・地域で310人以上の感染が確認され、フィリピンと香港で各1人が死亡した。 (C)時事通信社