乗客乗員が新型コロナウイルスに集団感染したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」について、厚生労働省は8日、新たに6人を検査した結果、3人の新型ウイルス感染を確認したと発表した。3人は神奈川県内の医療機関に搬送され、入院している。同船での感染者は検査した279人中、64人となった。
 新たに検査で陽性となったのは、米国籍の60代女性と70代男性、中国籍の30代女性で、いずれも乗客。米国籍の1人が別の病気で6日に下船し、入院後の検査で感染が判明した。米国籍のもう1人はこの感染者と同室で、中国籍女性は別の感染者の濃厚接触者だった。
 厚労省は7日までに、船内で発熱などの症状があった人ら273人を検査し、日本人28人を含む61人の感染を確認していた。同省はさらに、感染が判明した人との濃厚接触者や、感染すると重症化する恐れのある高齢者らを対象に、症状がなくても検査を行う方針を示していた。
 同船は横浜港に停泊中で、搬送された感染者らを除く乗客乗員約3600人が、早くとも19日までの船内待機を続けている。
 国内の感染者は同船の64人を含め89人となった。 (C)時事通信社