【北京時事】中国湖北省政府は13日、同省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎について、同日午前0時(日本時間同1時)時点で前日より242人増え1310人の死亡が確認されたと発表した。感染者は前日比1万4840人増の4万8206人。湖北省がこれまで含めていなかった臨床診断に基づく患者数を加えたため、死者、感染者が急増。感染者は世界全体で6万人を超えた。
 一方、国営新華社通信は13日、湖北省トップの蒋超良共産党委員会書記を更迭し、後任に応勇上海市長を充てる人事が決まったと伝えた。また、馬国強・武漢市党委書記の退任も決まった。
 湖北省は集計基準の変更について「患者が早期に治療を受け、応急手当ての成功率を高めるため」と説明している。しかし、これまで発表されてきた湖北省の感染状況は「実態よりも少ない」と指摘され、情報隠蔽(いんぺい)も疑われていた。批判を踏まえ、集計方法が変更された可能性がある。
 中国本土の死者は1360人を超え、感染者は6万人に迫っている。臨床診断分を除くと湖北省で前日よりも死者が107人、感染者が1508人増えた。中国政府は連日午前中に中国本土の感染状況を公表してきたが、13日は正午(同午後1時)時点で発表されていない。
 中国本土以外では、日本やシンガポールなど27カ国・地域で520人以上が感染。このうちフィリピンと香港で各1人が死亡した。 (C)時事通信社