新型コロナウイルスの集団感染が分かったクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の船内に入り、感染対策を支援した櫻井滋・岩手医科大教授は13日、横浜市内で報道陣の取材に応じ、船内で空気感染が起きた可能性はほぼなく、接触感染などが考えられるとの見方を示した。
 櫻井教授は、厚生労働省からの要請で日本環境感染学会が船に派遣した感染対策チームを指揮し、乗船した。感染が最近まで続いていたのか、既に感染していた人が見つかっただけなのかは不明だとし、感染経路についても「国のチームの調査が終わるまで分からない」と語った。
 その上で、感染者が爆発的に増えてはいないことから、特殊な状況を除いては起きないと考えられている空気感染の可能性はほぼないと指摘。ウイルスの付着した手を介した接触感染などが考えられると分析した。
 船内の感染対策についてはおおむね適切だったと評価。手洗いなどをさらに徹底するよう乗員らに求めたという。
 櫻井教授は、同学会などが市内で開いた公開セミナーで状況を報告した後、取材に応じた。 (C)時事通信社