【北京時事】中国政府は14日、湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎で、同日午前0時(日本時間同1時)時点の感染者は6万3851人、このうち死者は1380人に達したと発表した。前日の発表と比べ死者は13人、感染者は4047人それぞれ増えた。死者の増加幅が小さいのは、湖北省が「重複の統計」108人分を訂正して差し引いたことによる。
 湖北省は13日の発表分から、ウイルス検査に加えて肺の状態を見るなど臨床診断も採用し、感染確認の基準を拡大。これに伴い死者・感染者ともに急増した。14日発表分のうち感染者3095人、死者8人は臨床診断に基づくという。湖北省のために全国集計が大きく変動するのは2日連続で、同省の混乱ぶりが浮き彫りになった。
 一方、武漢市の金銀潭病院の張定宇院長は13日夜の記者会見で、回復期の患者の体内には「抗体が大量にある」と指摘。別の患者への輸血による治療効果が出ているとして「貴重な血漿(けっしょう)を提供してほしい」と訴えた。
 習近平国家主席は13日夜、マレーシアのマハティール首相と電話会談し、中国の対策は「効果が出ており、致死率は比較的低い水準を保っている」と主張した。中国外務省が発表した。 (C)時事通信社