【北京時事】中国政府は15日、湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の死者が同日午前0時(日本時間同1時)時点で、前日より143人増え1523人になったと発表した。中国本土の感染者は2641人増の6万6492人に達した。
 死者は湖北省で139人、河南省で2人、北京、重慶両市で各1人増加。感染者は湖北省だけで2420人増えており、同省を除く増加数は221人と11日連続で減少した。
 ただ、都市部では企業の本格的な業務再開に伴う感染拡大を警戒。首都・北京市は14日から、帰省先などから北京に戻った人全員に自宅などで14日間の経過観察を義務付けた。「拒否すれば法的な責任を追及する」と強調し、経済活動の再開より感染阻止を優先する姿勢を示した。
 15日付の共産党機関紙・人民日報によると、習近平国家主席は14日開いた会議で、「今回明らかになった欠点や不足に焦点を当て穴を埋めなければならない」と対応の不備を認めた上で、突発的な感染症に備えた「生物安全法」の制定を急ぐよう指示した。
 中国本土以外では、アフリカ大陸で初となる感染者がエジプトで確認され、28カ国・地域の600人以上に拡大。このうち日本、フィリピン、香港で各1人が死亡した。 (C)時事通信社