【北京時事】中国交通運輸省の劉小明次官は15日の記者会見で、新型コロナウイルスによる肺炎の拡大防止のため人の移動を抑制した結果、春節(旧正月)を挟む1月10日から2月18日までの40日間の旅客輸送量が前年同期比45%減少するとの見通しを明らかにした。
 春節前は同2%増の延べ11億人余りだったのに対し、春節の1月25日から2月14日までは82%減の2億8300万人にとどまったという。各地方政府が企業に業務再開延期を命じるとともに、一部の鉄道や長距離バスの運行を停止した結果だ。
 ただ、約3億人の出稼ぎ労働者の動向について劉次官は、既に8000万人が都市部に戻る一方、2月末までに1億2000万人、3月以降残る1億人が戻ると予想。帰省先にとどまっている学生約1億人を加えた3億人超が今後、都市部を目指すと見込まれる。このため、北京市が帰京者全員に自宅や施設での14日間の経過観察を義務付けるなど、感染拡大への警戒が強まっている。 (C)時事通信社