【クアラルンプール時事】マレーシア保健省は15日夜、カンボジアに寄港したクルーズ船「ウエステルダム」号から下船した米国人女性(83)が新型コロナウイルスに感染していたと明らかにした。女性を含む同号乗客145人は下船後の14日に空路でマレーシアに移動していた。同号乗客から感染者が出たのは初めて。ロイター通信などが伝えた。
 保健省によると、クアラルンプール国際空港に到着した際の女性の症状をきっかけにウイルス感染が確認された。夫も検査を受けたが陰性だった。マレーシア国内の感染者数は22人になった。
 ウエステルダム号は新型コロナウイルスの感染者が乗船している疑いがあるとして、日本など複数の国が寄港を拒んだ。日本人5人を含む乗客乗員2257人を乗せたまま2週間近く海上をさまよい、13日にカンボジア南部シアヌークビルに入港した。寄港後に一部の人に実施された検査では感染者が確認されていなかった。 (C)時事通信社