横浜港に停泊しているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の米国人乗客乗員の多くが17日、米政府のチャーター機で帰国の途に就いた。ただ、米政府の対応については、遅きに失したなどと批判する声も上がっている。
 米メディアによると、米政府の決定は、新型コロナウイルスへの感染の兆候がなく、船内での健康観察期間が終わる19日以降に下船後、商用機で帰国できると考えていた乗客にとっては突然だった。とりわけ一部乗客の「怒り」(CNNテレビ)を招いたのは、チャーター機で帰国後、さらに14日間の隔離生活を強いられる点だ。
 また、感染確認を経て船外に搬送された乗客の同行家族は、搬送者を日本に残したまま帰国するかを問われることになった。貨物機を旅客用に改造したチャーター機内に持ち込みを認められる手荷物は一つだけで、食事の提供もないとされる。
 CNNテレビによれば、残留を決めたある乗客はツイッターに「政府の代替策は、ウイルス検査を受けていない人たちと一緒に私たちを飛行機に詰め込むというものだ。米国でさらに2週間監禁される可能性もあるだって?」と不満をぶちまけた。 (C)時事通信社