【上海時事】中国・上海市政府は17日、新型コロナウイルスによる肺炎患者を集中隔離し、治療を施す「公共衛生臨床センター」を外国メディアに初公開した。中国の情報隠しや初動の遅れが世界的な感染拡大を招いたとの批判が内外で高まる中、透明性をアピールし、不安解消を図る狙いとみられる。
 同センターは重症急性呼吸器症候群(SARS)流行時の経験を踏まえて2004年、市中心部から南に約50キロの郊外に建設された。「院内感染を避け、効率良く治療に専念できる施設」(市当局者)という。
 肺炎感染者を収容する減圧病棟は327床を備え、200床の病棟も建設中。17日までに市内(人口約2400万人)で確認された新型肺炎患者の95%超に当たる320人を受け入れ、135人が退院した。同センター幹部は「1月2日から感染拡大に備え、訓練に着手した」と説明している。 (C)時事通信社