【モスクワ時事】「月収1万800ルーブル(約1万9000円)で生活できると思っているのか」。ロシアのプーチン大統領が19日、故郷のサンクトペテルブルクを訪れた際、低所得にあえぐ女性から街頭で直接不満をぶつけられ、問いただされる一幕があった。プーチン氏は「非常に厳しいと思う」と答え、政府が対策に取り組んでいると釈明した。
 地元メディアによると、プーチン氏は行事に出席後、市民と交流。その際に女性が発言した。女性が「あなたの給料はだいたい(月に)80万ルーブル(約140万円)だと思う」とただすと、プーチン氏は「まあそうだ」と対応。「大統領が最も高い給料をもらっているわけではない」とも語った。
 その上でプーチン氏は「あなたは正しい。社会保障の分野で国が解決しなければならない問題が非常にたくさんある」と強調した。プーチン氏と市民の交流は事前に入念に準備されていることが多いが、今回の交流が仕組まれたものかは不明。ロシアは欧米の制裁などの影響で経済が停滞し、国民の不満がくすぶっている。 (C)時事通信社