北海道は21日、中富良野町の小学校に通う男子児童2人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。2人は兄弟で、弟は10歳未満。小学校では午後の授業が中止になり、町が保護者への説明会を実施し、感染拡大防止のため校舎内の消毒も行われた。
 道によると、弟は15日に発熱し、同日から学校を休んでいた。兄は18日に発熱し、学校を早退。いずれも19日に入院したが、回復傾向にある。感染経路は分かっていない。
 町は21日に対策本部を設置。25日以降の授業再開は道などと協議し、他の児童に体調の変化があった場合学校に連絡させるなどの措置を取った。
 千歳市に住む40代女性の感染も判明した。女性は新千歳空港で勤務する検疫官。直近の海外渡航歴はなく、道は濃厚接触者や行動歴について調査している。
 一方、埼玉県は、未就学の男児1人が感染したことを明らかにした。男児は父親とともに1月30日にチャーター機で中国武漢市から帰国。父親は今月10日に感染が確認された。
 21日はこのほか、東京都で3人、神奈川県で3人、千葉県で1人、愛知県で2人、石川県で1人、熊本県で1人の感染が判明した。
 都によると、1人は50代のパート女性で、糖尿病とぜんそくの持病があり重篤な状態。感染者との接触は確認されていない。他の2人は、既に感染が判明した牧田総合病院(大田区)に勤める男性医師の50代の妻と、70代の自営業女性。いずれも1月22日の食事会に共に参加した。
 神奈川県では、相模原市の相模原中央病院に入院していた80代男性と、その80代の妻が感染。横浜市でも女性1人が感染した。既に感染が確認されている男性の家族という。千葉県でも60代男性が感染した。
 愛知県では、名古屋市の70代男性と20代女性が感染。石川県では県職員の50代男性の感染が判明した。同県の男性は今月12~14日、東京都に出張していた。
 熊本県では、熊本市の20代女性看護師の感染が判明した。同県での感染者は初めて。 (C)時事通信社