【エルサレム、シドニー時事】イスラエル保健省は21日、声明を出し、新型コロナウイルスの感染者が多数出たクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」を下船後に小型チャーター機で帰国したイスラエル人11人のうち、女性1人から感染の陽性反応が出たことを明らかにした。同国内で陽性が確認されたのは初めて。
 症状の程度は不明だが、20日に日本を出国する前の検査では陽性反応が出ていなかった。11人は21日、イスラエルの空港に着陸したチャーター機からそのままテルアビブ近郊の病院に移動し、改めて検査を受けた。
 ほかの10人からは陽性反応が出なかった。イスラエルのメディアによると、この病院で隔離を維持したまま、2週間の経過観察を行うという。クルーズ船にはイスラエル人15人が乗船していた。このうち4人は出国前に陽性反応が出たため、日本で治療を受けている。
 オーストラリア政府も21日、クルーズ船から下船して帰国した豪州人乗客のうち、2人から新型ウイルスの陽性反応が出たと発表した。2人とも深刻な症状ではないという。 (C)時事通信社