新型コロナウイルスの感染拡大を受け、自民党の各派閥が政治資金パーティーの開催に苦慮している。竹下派は3月に予定していた日程を5月の大型連休明けに延期することを決めたが、他派は「状況を見極めるしかない」と頭を悩ませる。
 岸田派は4月の開催を夏以降に先送りした。同派が支援する同月の衆院静岡4区補欠選挙への対応のためだが、その後の感染拡大の影響で、現時点では再設定が難しい状況だ。
 5月以降に計画している細田派や二階派も延期に含みを持たせる。細田派関係者は「様子見だ」と語る。竹下派も大型連休明けに開催できるかは見通せない。
 一方、麻生派は4月9日に予定。参加者は約3000人を見込む。時期が迫っており、「キャンセル料が高くつく」(幹部)として、現時点では開催に踏み切る構えだ。
 各派にとってパーティーは資金集めの重要な機会。年内の衆院解散・総選挙もささやかれる中、中止や規模縮小に追い込まれれば、各派の懐を直撃する。二階派幹部は「早く収束してもらいたい」と漏らす。 (C)時事通信社