新型コロナウイルスの感染拡大を受け、政府の専門家会議は24日、緊急記者会見を開いて行事の自粛や風邪の症状が出た場合の自宅療養など、社会の協力を強く呼び掛けた。
 同会議の尾身茂・副座長は、現状は「一部の地域で感染の連鎖が起きているが、まだ急拡大には至っていない」との認識を示し、今後1、2週間が急拡大するか拡大を抑えられるかの分かれ道になると強調した。
 今回のウイルスは、大半が軽症で済む半面、高齢者や持病のある人は重症化し死亡する恐れもあることが分かってきた。感染が急拡大すれば医療体制がパンクし、重症者が十分な治療を受けられない懸念も生じる。
 同会議は、飲み会など「手を伸ばせば届く距離で、多くの人が会話などを交わす環境」を避けるよう要請。風邪や熱などの軽い症状が出た場合は外出せず、健康な人は症状が4日以上続く場合を除いて自宅療養するよう求めた。 (C)時事通信社