国公立大2次試験の前期日程が25日、全国で始まった。前期の志願者は前年より1万5483人少ない24万3052人で、募集人員に対する倍率は前年比0.2ポイント減の3.0倍。各大学の合格発表は3月1~10日に予定されている。
 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、各大学は受験生らの感染防止対策に全力を挙げる。受験生にマスクの持参、着用を認めるとともに、試験会場にアルコール消毒液を設置。試験監督もマスクを着ける。
 埼玉大は持参できない受験生にマスクを配布するとし、山梨大もマスクを用意する。東京農工大や広島大などは、使用済みマスクを持参した袋で持ち帰るよう受験生に徹底する。浜松医科大は、受験生が発熱した場合に備え別室を準備。感染を理由に受験できなかった場合、北海道大と金沢大は入学検定料の一部を返還し、大阪教育大と九州工業大も返金の措置を取るとしている。
 東京大の本郷キャンパス(東京都文京区)では、ほとんどの受験生がマスクを着けて構内に入っていった。高校3年生の男子は「受験場で感染したくない」と警戒し、「(同キャンパス内で)合格発表の掲示がなくなってしまったのが悲しい」と話した。感染防止のため外出を控えているという別の高3男子は「マスクはもちろん、日々の手洗いやうがいをしっかりしていれば、必要以上におびえることはない」と語った。
 志願者数は国立が18万2772人、公立が6万280人。倍率は国立が0.1ポイント減の2.9倍、公立が0.3ポイント減の3.7倍だった。 (C)時事通信社