【北京時事】新型コロナウイルスによる肺炎に関し、中国政府の専門家チームトップの鍾南山氏は27日、広東省広州市で記者会見し、感染拡大を招いた要因として「中国疾病予防コントロールセンター(CCDC)の地位の低さ」を指摘。その上で、米疾病対策センター(CDC)など海外の感染症対策部門のように直接対外発信できる権限の強化が必要と提言した。
 鍾氏は「CCDCは国家衛生健康委員会の指揮下にある単なる技術部門だ」とした上で、「早期の段階で人から人への感染や医療関係者の感染があったが、CCDCは上部に報告するだけで、公表する権利はなかった」と述べた。さらに「もし12月初めか1月初めに厳格な拡大防止措置を取っていたら、患者は大幅に減っていた」と、初動の遅れが感染拡大につながったとの認識を示した。 (C)時事通信社