新型コロナウイルスの感染が広がる中、各地の自治体議会では、2020年度当初予算案を審議する重要な定例会シーズンを迎えている。感染拡大を防ぐため、北海道議会は日程を短縮。他の議会でもマスクの着用を奨励するほか、通常は口頭で行う答弁を、書面に代えるケースも出ている。
 感染者が多く出ている北海道で27日、道議会が開会したが、出席した道幹部や各会派の議員のほとんどがマスク姿。日程を一部短縮し、28日から3月10日まで休会する。
 北海道恵庭市議会は、定例会の一般質問を議場で行わない方針を決定。通常は議員が檀上で質問を読み上げた後、市幹部が登壇して回答する形式だが、質問通告への答弁を原則書面の手渡しとすることにした。市議会事務局によると、書面での議会答弁は「今年で50年を迎える市の歴史の中で初めて」。
 議員が120人以上いる東京都議会も出席者のマスク着用をためらわないようにするほか、本会議場や委員会室への飲料水持ち込みを容認。深夜に及ぶ職員との質問調整は極力慎むことも各会派で決めた。さらに2月28日から議会傍聴と議事堂見学も当面中止する。
 千葉県成田市議会は、本会議や委員会の傍聴を控えるよう、市民向けの「お願い」をホームページに掲載。インターネットやケーブルテレビで傍聴の代替ができると判断した。 (C)時事通信社