安倍晋三首相は29日、国内で感染拡大が続く新型コロナウイルスへの対応を説明するため記者会見する。政府が28日発表した。この問題で首相が会見するのは初めて。与野党からの指摘を踏まえて決断したとみられる。
 大規模イベントの自粛や全国の小中学校、高校の臨時休校を要請したことに対し、国民からは懸念の声が相次いでいる。首相としては、自らの言葉で感染防止に向けた決意を示すことで、政府方針に対する理解を得たい考えだ。
 首相会見をめぐっては、与党の公明党が政府による情報発信を強化するために要請。野党も「国のトップとして首相自身が国民と世界に対して直接語るべきだ」(国民民主党の玉木雄一郎代表)などと求めていた。
 政府高官は「首相が表に出ていないと言われている」と首相会見の理由を語った。
 首相会見は29日午後6時から首相官邸で行う。これに関し、首相は28日の衆院予算委員会で「課題にどのように具体的に対応していくか、しっかりと政府、場合によっては私から説明したい」と述べていた。 (C)時事通信社